【完】とろける☆かぼちゃプリン


「まったく大人のくせに情けないわねー!! はい!!ご褒美!!」


そういって渡された牛乳をみて情けない大人2人組は再びガクガクと震えていた。


「朝早くからみる風景って違うでしょ??
我が家の古臭い家訓のひとつご近所奉仕ランニング……!!
ついてこれそう??」


小春さんから牛乳を受けとりなぜだか素直に「はい!」と声に出してうなずけた自分に安心したのか小春さんも牛乳の蓋をあけて私の牛乳瓶へとカチンと会わせて乾杯する頃…ちょうど目の前に拡がる朝焼けが街並みを赤く幻想的に染めた風景に声なく感嘆をあげた。




< 247 / 805 >

この作品をシェア

pagetop