【完】とろける☆かぼちゃプリン
「確か……皐月のお祖母様が彼女が幼い時に楽譜の読み方とピアノの弾き方を教える為に手書きで作ってくれた楽譜帳って聞いてるわー。
彼女ピアノ弾くときいつも大切に持ち歩いてるみたいよー。」
古いけど大切に保護用フィルムなどでまもられたその楽譜を眺めた梓さんの言葉に先程のセピア色であせた写真を思いだし梓さんにその写真を差し出した。
「それって……この女性??」
梓さんは差し出された写真を見ながらうっーんと唸っていたが隣に並び覗いていたヨウちゃんば鼻息を荒く頷いた。