【完】とろける☆かぼちゃプリン


俺の言葉に二人も頷くと甲原さんも顎に手をあてた。


「会長は奥様には…お嬢様のピアノの発表会には元気に帰国してみせるとおっしゃっているようで奥様方も近く帰国されるようです。
とはいえど……今の状況がなんとかなるわけでもありません。
貴方にはほんとに覚悟を決めて短期間でお嬢様のレベルまでピアノを弾けるように修得してもらいますからお二人もお嬢様の為にお力をお貸しください。」


「お任せください!!」


甲原さんにのせられて二人とも声をあげて誓ったが短期間って一体いつの事だよーって悲鳴をあげつつ風うつ窓の向こう側に浮かぶ青空をみあげて心でこれからの未来の矛先の行方を嘆いていた。


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