【完】とろける☆かぼちゃプリン
プリン派 in かぼちゃ派-星side-
カーテンを開ける音と光が遮り俺は鈍い眠りから起こされた。
「起きな!!」
目がさめた俺に無理矢理制服を上から被せるように着させて昨日の悪夢は終わってないことにげんなりしたまま部屋を出て朝食をすませ甲原さんの運転する車に乗り込み皐月が通う学校までの道のりを甲原さんのお小言のような注意をききながら進みそして――――――。
「いってらっしゃいませ………。」
立派な門構えの前で停止した車の中から降り立ち甲原さんに送りだされ俺はその威風堂々とたたずむ広大な敷地に木々のこもれ日がさし、立ち並ぶ立派な建物を照らす前に呆然と立ちすくむ。