【完】とろける☆かぼちゃプリン
「あ、おはよう……ございます。単…さま!!」
いい慣れない堅苦しい言い回しで梓さんにならい挨拶をかわす。
「ああ~!!よかったー!!わたくし、先程は皐月さまの身の上に何かあったのかと心配しましたわー!!
わたくしの気のせいだったみたいですわねー!!」
大袈裟なリアクションしながら安堵したのか先程の…単〈ヒトエ〉という女生徒は巻き髪を揺らしながら会釈して歩いていった。
「誰だよ!!あいつ??」
強ばった表情の梓さんに歩みより先程の女生徒の背中を睨みながら尋ねると渋りつつ歩きながら話はじめた。