【完】とろける☆かぼちゃプリン


物騒な事をいいだしたお祖父様の言葉に苦笑いしながら励ますけれどお祖父様はふっと寂しそうな顔をした。


「皐月よ………。一曲ひいてくれないか?」


「「えっ!?」」



その場にいた全員がみんな固まった。


「あ………まさかピ…ピアノの事ですか?お祖父様。」



想定外の展開に思わず聞き直し確認するけれどお祖父様はまんべんな笑みを浮かべて期待している様子だ。



ーーーーヤバイよ!! 今ピアノなんか弾いちゃったらショックで倒れちゃうよ!!


絶体絶命のピンチに甲原さんに目で訴えると甲原さんはゆっくりピアノに進み鍵盤を軽やかにひきはじめた。





< 424 / 805 >

この作品をシェア

pagetop