【完】とろける☆かぼちゃプリン


月明かりに照らされたその人物の姿がはっきりするのと同時に私はゆっくり後退りしたまま退く。


「―――皐月??」



その声に私は込み上げたモノが一気に流れ出しそうになり思わず踵を返して駆け出した。



「―――――待てよ!!!」



すぐ後ろから一番会いたかった人の声が響き胸に突き刺さりいてもたってもいられず気持ちとは裏腹に逃げ出した。



「「ーーーー待てったら………!!」」


でもすぐにおいつかれた私を星くんは囲うように道場の壁に勢いよく手をついた。






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