【完】とろける☆かぼちゃプリン


恥ずかしそうに星くんはキスの感想を素直に打ち明けてくれてなんだか可笑しくてふきだした。


「ほんとだね。 私も自分の唇ってこんなに厚いって気づかなかったよー。」


二人とも向き合って笑いあいぎゅっ…と固く手を握りあう。


「そーいえば…皐月の家にあったピアノの写真のことお祖父様にきいたよー。」



「えっ………??」


頬をあからめて思い出したように私のお祖父様との会話を話してくれた。


「俺のお祖父様と皐月のお祖母様……恋仲だったみたいだけど…俺のお祖父様とお祖母様との結婚が決まってお互いの想いは叶わなかったみたいだな…。」


< 462 / 805 >

この作品をシェア

pagetop