【完】とろける☆かぼちゃプリン
話の続きをあおり皐月は甲原をまっすぐに見つめた。
今にも泣き出しそうな様子に甲原さんはひと呼吸間をおいて告げる。
「お祖父様が生活進路の先生に別荘にきてもらい…。
皐月お嬢様の意見を尊重させたうえで受験をさせるというようにおっしゃっていました。
奥様方にもお嬢様の希望に従うようにいってはくださいましたが奥さまも御主人さまもご納得はされていない状況ですのでもしかしたらお嬢様の行動を制限してくるかもしれません。」
そういいながらバックミラーにうつる少し離れ距離を保つ車に目配せしていきなり急カーブ荒々しく曲がり停車した。