【完】とろける☆かぼちゃプリン
くすくす………と笑いながら嘲笑う喜多くんはくりくりとした黒い瞳を細めた。
「それが………あるんだなー。 今度も剣道大会出るんでしょ??
高良くん……剣道の達人だもんね。
でも皐月ちゃんが出ることになるんだよね。
ぼくも篠山くんも高良くんと対戦したことあるしねー。
でも中身は皐月ちゃんだしどーなるんだろ??」
喜多くんの言葉にゾクッと寒気が走る。
「何が望みなの??」
「いや?特に、何も望みはないよ。 ただ君と話してみたかったんだー。」
あどけない笑顔を浮かべつつ私に更に詰め寄る。