【完】とろける☆かぼちゃプリン


だけどその中に星くんの姿は見つけられずただ帰る人の並みを追いかけてさがした。



「ちょっと…………!!」


突然腕を捕まれて振り向くと梓ちゃんがグイグイと私を試合場へと連れていった。


「離して!!梓ちゃん!!」

私は梓ちゃんの腕を払いのけた。


「星くんは帰ったわよ。

皐月、あなたのせいよ!! 星くんはあなたの為にお祖父様との接近禁止令を破ってまでここにきたのよ!!
なのになんであなたは星君に頼ってばかりなの??
あなたが、星くんを自由にしてあげられるのに
……!!」


梓ちゃんの目が潤み一筋の涙がこぼれた。




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