たとえ居なくても
注文を聞きに来たウエイトレスに
にこやかに飲み物を頼んだ。



「………奏汰」



「ん?」



奏汰は静かに
顔を上げた。



「…紗緒とは、
連絡、とってる?」



「紗緒?」



奏汰は少し驚いた顔をした後、
コップに口をつけた。



考えるような仕草を見せ、
口を開いた。



「……一週間前に、
手紙が届いたよ」



私は
奏汰が言った言葉を
頭の中で繰り返した。



テガミガトドイタヨ―――――
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