キスはカシオレ味


「由衣ちゃん。」


飲み会も終わり、帰ろうと鞄を肩にかけ直すと、松田先輩に呼び止められた。


「送るよ。」


「あ、ありがとうございます…。」


さっきのことがちらりと頭をよぎる。


『えー何言ってるんですか先輩。そんな冗談やめてくださいよー。』

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