アタシは見てしまった。





「一星、戻れないことしようよ。」



一星の手を握っても

何も返っては来ず無言だけが続いた。



あたしは自分のブラウスの

ボタンを1つ1つ外していった。



「もう、やめろ、奈々………」


一星は悲痛そうに

あたしの名前を呼んだ。



「あたし………、やめないよ。」


真剣だと言う事を伝えて

着ていたキャミソールも脱いだ。


上はブラだけという格好をして

一星を見つめた。










「一花……諦めるん…だよね…………?

あたしを好きに…なってくれ……んンッ!」





ーーーーー…突然一星に唇を奪われた。



「一星?」

驚いているとあたしの胸に

一星が顔を埋めた。













< 95 / 117 >

この作品をシェア

pagetop