最愛


「ゆり、順番が逆になったけど。俺におなかの子の父親にならせてほしい」

「え」

「俺と、結婚してください」

嬉しくて、でも。

「それは・・・・・」

「どうしてだよ?」

頭をよぎる女の人。

「夏樹、付き合ってる人いるんじゃないの?」

「は?」

夏樹は目を丸くする。

「りりさん・・・・?」

「えっ」

夏樹の様子がおかしくなる。

やっぱり・・・・。

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