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『桐原くんのほうがイケメンだしー、
バスケも桐原くんのほうがうまいらしいし』
桐原くんは1年生にして、
バスケ部レギュラーだし、
明るくて、人気者で、イケメンで。
入学して間もなく、
桐原くんは噂の的になっていた。
△も桐原くんがタイプみたい。
前に言ってた気がする。
そんな有名人の桐原くんと仲良しだからか、
青山くんもまぁまぁ知名度が高い。
「…だけど、あたしはやっぱり
青山くん派だなー。
優しそうな表情とか…いいなって思う…」
恋バナって、なんか恥ずかしくて、
ついつい声が小さくなってしまう。
『そっかそっか!
いや~、こんな乙女な○を見られる日が来るなんて!
出会ったころには思いもしなかった!!
あ、チャイムなっちゃった!
じゃ、またお昼にね~♪』
「はいはーい」