[超短編]good-bye morning【完】
「なぜ?」
「生きていても
仕方がないからね。」
「なぜ?」
「君も知ってるだろう?
この国が今、
戦争をしているからさ。」
「なぜ?」
「...それは、
僕を責める言葉かい?」
「なぜ?」
「君は、
僕を知らないのかい?」
「ええ、知らない。」
「そうか...
じゃあ、
僕の首を持っていくといい。
君の手柄になるだろう。
...僕はこの国の
王子だから。」