【完】素直になれよ。
どうしよ、早く色々聞きたい。
てゆーか問い詰めたい!
織川くんにも挨拶とかしなきゃだよなぁ…。
うちの衿華をよろしくって。
…変かなそれ。
とにかく今日は遅いから寝よう。
ケータイを閉じたあと目をつむった。
思ったよりすぐ眠気が襲ってきて、私はそのまま眠りについた。
____…次の日。
「えーりかぁー!」
「…え?!は?!紗希?!」
少し向こう側にいる衿華に手をブンブンと振ると、予想通りの反応が返ってきた。
えへへ…
実は私、学校が終わってからすぐ衿華の学校に直行してきたんです。
ちょうど部活が休みだったし。
校門の前でまだ手を振る私の方に急いでやってくる衿華は、
なんだか少し顔が赤かった。