あの一瞬…
その日、夢を見た…。
「真依。久しぶり。」
え…京!?
「京!?どうしたの?」
「真依さぁ、俺の物なんて全部捨てて?」
「え!?嫌!なんで?」
「俺以外と恋しないつもり?それはダメ。ちゃんと恋して、付き合って、結婚して。」
「それも嫌!だってまだ京が大好きなんだもん!!」
「嬉しいこと言ってくれるなぁ。でも、ダメ。俺は真依が幸せにならなきゃイヤだ。」
「うん…、わかってるけど…」
「頑張って。俺なんかを彼氏にしてくれた真依なら、すぐ彼氏出来るって!」
「…うん。」
「ちょっと悔しいけど、応援してる。辛かったら空を見て。俺がちゃんと見守っててやるから。真依、愛してる。」
いい終えると、京はスウッと消えていった。