私はしがない執事です
「やっぱり新城には瑠璃殿を近づけられん。何としても守らねば」
そう意気込むお嬢様に私はある疑問を投げかけた。
「新城さんって雅ちゃんを好きになったりはしないのですか?」
これだけ口説ける人だ。
一緒に、しかも2人で暮らしていれば……やはり想像してしまうのは私だけだろうか?
「あぁ…お嬢様には婚約者が居ますし、さすがに主に手は出しません。それに――」
それに?
「お嬢様はどう見てもBカッ…ぐほっ…」
今、凄いこと言いませんでした?
「阿呆!よせて上げればウルトラCじゃ!!
見くびるなよ、スレンダー体型を!」
あ、怒るとこそこなんだ。
あーまた脱ごうとしてるし。止めないと。
……コレって二人の時はどうしてるんだろ?