私はしがない執事です
「新城!
貴様は初対面の奴になんたることを…!」
「雅ちゃん、信じなくても良いからね。顔はアレでも性格底辺に興味は無いですからね」
ガルル…と興奮しているお嬢様を私は一生懸命諭す。
「顔はアレって私が国宝級の美青年ってことですか?」
よし、どっちから突っ込もう。
1、そこまで誰も言ってない。
2、27にもなって自分を“青年”とのたまう神経が信じられない。
よし、まずは…
「脳外科行きましょうか」
私は一番優先されるべき事項を笑顔で言った。