私はしがない執事です
「何をするのだ!?」
「何故です!?」
お前ら二人が何するんだ――――!!?
「何故って考えろ!そして気づけ!
アンタ等二人はおかしいんだ!!
山奥であまり人と接さずに過ごすからそうなるんだ!だから明日、私達三人服を着てお出かけしましょう!」
ハァハァ…
言い終わった後は言いようのない疲労感。
何を言ったか覚えてない。膝に手をつき、顔をもたげた私はある異変に気づく。
……やけに静かだ。
もしかして言い過ぎたか?
私はゆっくりと顔を上げると、そこには…
「……!?!??!!!」
そこには頬を赤らめ、興奮し過ぎて何も喋れていないお嬢様。
「そうですね。行きましょう」
普通の爽やか笑顔執事様が居た。
1つ良いですか。
え?どこに?