私はしがない執事です
「………靴が無い」
は?
「そう言えば妾は…外出禁止だった…」
「はぃい!?」
何そのルール。
「そう言えばそうでしたねぇ…
でも、瑠璃さん居ますし大丈夫かと思ってたんですが…まさか靴まで破棄して行くとは」
新城さんはしみじみと何かを思い出すように言った。その顔は少し…怒り?が混じってるでもあるような無いような。
だけどそんな事より私は何故、そんな事を雅ちゃんの両親がするのか気になった。