私はしがない執事です


「瑠璃さん、突然ですが貴女はお幾つですか?」




私の手をガッと握り、本当に突然尋ねられた。




「…え…24…ですけど?」




いきなりで動揺して実年齢を答えてしまう私。




「24か……
瑠璃さん、年上って好みですか?ぶっちゃけて言うと27ってどうですか?」




え?この人ってこんなキャラだったの?



まだ付いていけない私にとうとうお嬢様の痺れが切れたようで……




「辞めぬか!!
またお主のセクシャルハラスメントでメイドが辞めたらどうするのだ!?」




セクハラって略して言えば良いのに。


というより皆さんが辞めた理由ってコレ?




「毎回毎回メイドばかり……
たまには執事も雇えば良かろう」




え?
お嬢様が雇うんじゃないの?
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