私はしがない執事です


そして雅ちゃんには、新城さんの料理じゃ足りないということにして新しい私の料理を振る舞った。


余った新城さんのスペシャルな料理は彼にあげよう。




「雅ちゃん、私ちょっと席外すね」




ご飯を食べ終え、食器を片付けた後。
私は休憩している雅ちゃんと椿君を置いて自室へ戻り携帯を開く。


カタカタと画面をスクロールさせ、ある人へ着信をした。
彼は,5秒くらいの速さで出た。




『アドレス交換して数週間が経ちますが、瑠璃さんから電話していただくのは初めてですね』




あー…早々にウザイ。




『してご用件は何でしょうか?愛の告白ならOKしますけど?』



「さっさと帰って来い!このエロ執事!」




それだけ言うと私は通話を切った。


あれ以上通話料をかけるのはゴメンだ。
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