私武勇伝second
卒業式の日。
式も終わり、教室で先生が来るのを待機している時でした。
A「うっわ、お父さん居るわ…」
私「えっ!?うっそ!?どれ!?」
A「ほら、窓に一番近い人」
私「んー?」
窓の方を見てみる。
そこにいたのは、灰色のスーツを着た、体格もしっかりしている……背の高い男性。
私「え、うそ!!あれか!?」
A「え?」
私「いや、背の高い人?」
A「うん」
私「…ねずみ色のスーツの人?」
A「ねずみ色てww」
私は、Aちゃんのお母さんには何回か会ったことがあったんですが、そんなに背が低い方でもなかったんです。
私「え、本当になんで君は背が高くないの…?」
A「ちょっとぉ!!」
私「…劣勢遺伝子」ボソッ
A「劣勢ww」
いや、本当にビックリ。
Aちゃんのお母さんもお姉さんも背が低い方でもなかったのに。
お父さん背が高いし。
なのにAちゃん低身長ww