冷たい彼のとなりで


「せっかくの修学旅行なのに
眠くて楽しめなかったなんて嫌だったから今のうち寝ておこうと思って・・・」

私は爪を見ながら言った

「もう!そんなんじゃ優人くんなんて
すぐ離れていっちゃうよ?」

「そんな!・・・そんなの嫌だよ」

私があまりにも凹んでいたのがわかったのか、美香が優しく言った

「もう今日はしょうがないから
他に一緒に回ってくれるひと探そ?」


「・・・・うん」




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