Loveless
「その体じゃ帰るの無理だと思うから、昔のよしみということで今日だけは泊めてあげる」


「おおー、アンタいい人だな!」


「まあね。でも、ヘンなことしないでよ」


「しねぇーよ。誰がこんなオバサン……」


「うるさい!お岩さんめ!ところでお腹は空いてない?」


「空いてない」


「じゃあ、布団すくからもう寝たら?」


私はお客さん用の布団をベッドの隣にすいた。
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