Loveless
日曜日、凌が起きたのでコーヒーを淹れてあげた。


「サンキュ」


凌は寝ぼけまなこでコーヒーを啜った。


「凌、実は私言わなきゃいけないことがあるんだけど……」


「何?彼氏でも出来た?」


「うん。一ヶ月前にお見合いしてね。何度かデートを重ねる内に付き合うことになったの……」


「マジで……?」


凌は信じられないという顔で私を見た。
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