Loveless
凌は長い前髪の隙間から私を睨んでいた。


その瞳には怒りの炎が浮かんでいた。


そして私の腕を取り、ソファーに押し付けた。


「痛っ」


凌は私の言葉に耳を貸さず、いきなりキスしてきた。


それは激しく息が続かなくなり、口を開くとその隙に舌を入れてきた。


「んっ……」


凌は私の歯列をなぞり、舌を絡めて貪るように口づけた。
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