Loveless
7月の日差しが眩しく照り付ける中、オレはハローワークに向かった。


平日にもかかわらず沢山の人が並んでいた。


オレは整理券を取ると、求職申込書に記入して順番を待った。


30分位して順番が回ってきた。


オレの担当は中年の眼鏡のオッサンだった。


「ーー高校卒業。資格は無しと。高校を卒業してからは何をされていたんですか?」


「ホストです」


オッサンはオレの身なりを見て、なるほどと言って眼鏡を押し上げた。
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