Loveless
「これでも無いよりはマシでしょ」


「ああ」


無理やり納得させる形になった。


私は冷蔵庫からスポーツ飲料を取り出して凌に渡した。


「水分取らないと。じゃあ、私はお風呂入ってくるから」


「うん。色々ありがとうな」


凌は照れているのか頭を掻きながらお礼を言った。


もしかしたら優しくされることに慣れていないのかもしれない。
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