Loveless
瞼を閉じると鮮やかに蘇ってくる。


さっき私を荒々しく抱いた凌も。


よろよろと立って姿見に自分を映すと、至る所に凌が付けた痕が残されていた。


強く吸われた部分は赤いキスマークになっていた。


そして何度も貫かれた所は未だにジンジンして、凌がまだここにいるんじゃないかと思うほどだった。


今まで見たことがない凌の一面だった。


それだけ私のこと大切に思ってくれてたのかな。


でもそれが独占欲か愛情かは分からなかった。
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