Loveless
玄関に行くと鍵がかかっていたので、もしかしてと思って郵便受けを探ると鍵が入っていた。


私が会社に行っている間、出かけられるように合鍵を渡しておいたのだ。


もう凌と会うことは無いんだなと改めて感じた。


最後に”愛を教えて”と言った凌。


私を優しく力強く抱いた凌。


八歳も年下の男と寝てしまうなんて。


まだ体に凌の温もりが残っている気がした。


私は凌に少しは愛を教えられたかな?
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