余命1年の姫



架鈴side















「本気?」










あ…固まってる。










「本気と書いてマジと読む。」





あたしは翔の頭を叩いた。





「翔太?いつまで固まってるの?」





あたしは、翔太の顔を突いた。






「ヤベぇ…」





え?










ーチュ










あたしの唇に何かが当たった。暖かくて柔らかいもの。













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