余命1年の姫
あたしは、未来ちゃんの所に駆け寄って「もう喋らない方が身のため」といってまた、翔太の所に行った。
『んーおいしー』
『よく食べれるなそんな甘い物。』
『え!?1年に1回しか食べれないんだよ!?贅沢者!!』
あれ?あたしの方が贅沢もの?
『なにしてんだよ。』
『ねぇあたしって、贅沢者?』
『あ?あぁ…そりゃあもう贅沢過ぎるほどな。』
えー違うってぇ。
『それよりあの変な日本人どうする?』
『忘れてた…ってついてきてるよ!』
あたしたちの後ろに、未来ちゃんとあの日本人観光客5人がついてきてた。