余命1年の姫
「神崎!佐野!」
スタタタタ
あたしの一言で集まった2人。本当はまだあと一人居るんだけど、父様の手伝いさせられてる。
「神崎。この人たち客。ピーチティーを4つとブラックのコーヒー3つカフェオレを1つお願いね!」
「かしこまりました。」
あたしが注文すると奥に消えていった。
「佐野は、えーっとみんな泊まってく?だとしたら…ね!」
「泊まらせて貰うわ♪」
「あらいいねぇ。」
「ごっつ恵まれてるなぁ。」
「いいのかい?君は。」
「なんでこんなやつと…。」
ムカ…。
最後の結城の言葉にムカついたが我慢した。偉いなあたし。