余命1年の姫
花side
架鈴に、追い出されたすぐ、翔太も出てきた。
それから数分後、架鈴のお兄さんが、慌ただしく架鈴の部屋に入った。
それからまた数分後、架鈴のお兄さんが、青白く、死んでいるようのように、動かない架鈴を、抱えて出てきた。
「君たち!ついてきて!」
お兄さんにそう言われて、ついていった。
後ろから、泣きながらついてく未来を見て思った。
架鈴は、やっぱり何かの病気だ。
と。確信した。