恋メール
受信3
揺れる想い
あのメールを送ってから、何ヶ月も時が過ぎた。
季節は、もうすぐ冬になろうとしている。
それでも、あのメールの返信はこなかった。
携帯にメールがきてないかチェックする日が続いたけど
最近は、なんだかどうでもよくなってきてる。
「美紅、おっはよん」
愛悠は相変わらずの明るさで教室に入ってきた。
「おはよっ。あ、そのブレスレット可愛いー」
「これ?・・彼氏からもらいましたー!」
「まじ!いいなぁ愛されてて」
そう。愛悠はつい最近彼氏ができたのです。
私は、まだ翔に返事を出してないまま。
「美紅はどーするの?翔とはどんな感じ?」
愛悠は私の耳元でささやく。
告白された次の日に愛悠に相談したから愛悠はわかっている。
「翔のこと、別に好きじゃないんだよなー・・」
「えぇ?でも最近翔かっこよくなったじゃん。モテてるみたいだし。」