恋メール

チラリと、翔の机の方を見ると、周りにはたくさんの女子が取り囲んでいた。



「・・なんかイラつくなぁ」


「お、なになに嫉妬ですか?」


「ち、違うよ!!・・多分。」


「ふーん?」


でも、胸がズキズキする。

本当に嫉妬なのかな?

翔のほうをボーッと見ていると、翔は私の視線に気づいたようで
こちらに駆け寄ってきた。



「どしたの?さっきから俺の方見てぼーっとして。」


「へ?!あ、いや。別に・・なにも・・・」


なぜか、口がモゴモゴとしてしまう。



「変なの。熱でもあるんじゃね?」



そう言うと、翔は私のおでこを手で触った



「なっ・・」


「んー別にないみたいだな。よかったよかった」


翔は無邪気に笑った。



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