恋メール
初デート
翌日
「おはよーっす」
翔は私の手を握ったまんまで教室に入る。
もちろん教室にいた全員がこちらに注目して沈黙になる。
「実は俺たち付き合うことになりましたっ★」
真っ先に反応したのは愛悠だった
「え、まじで!おめでとう!!」
「ありがとなっ」
私は照れくさくて、うつむいたままなにも言えなかった
彼氏なんてできたの初めてで。
「いいなぁ美紅ちゃん!」
周りの女の子たちは、私に不満なのか羨ましいのかいろんな声を漏らす。
「えへへ」私は愛想笑いをした。
翔と付き合いたい人だって、たくさんいるだろう。
そんな人たちがいると思うと、申し訳なくて仕方がない。
キーンコーンカーンコーン
あ、1時間目が始まるチャイムだ。
移動教室だったために、すぐに準備をして移動するのだった__