恋メール

【日曜日】


待ち合わせ場所の噴水広場に行くと、すでに翔は待っていた。


「ごめん!待った?」


私の声に気づくと翔は振り向いた。



「あ、ぜんぜん。・・つーか、可愛い」


「へ?」


「私服も可愛いなーって」


翔は顔を赤くしながらも褒めてくれた


「ありがと」


私も照れくさくなってボソッとつぶやくと翔の横で歩幅を合わせて歩くのだった




「そうそうこの映画」



「あー学校で言ってたやつ?」



「そう!これ見たかったんだよなー」


「じゃあ、これにしよ?」


「まじで!いいの?」


「うん、私もちょっと興味あったし。」


「じゃあこれで決まりだな!」




あっという間に夕方になり、オレンジな空が浮かんでいた




「あれは感動でしょ!」


翔は未だに目に浮かんだ涙をふいている
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