恋メール
送信したあと、いろんな後悔が駆け巡る。
お母さんに気づかれたらやばいだろうか。
これは犯罪なんだろうか。
逮捕されちゃうのかな。(え
などと、いろんなことを考えていると、カバンの中に眠っている携帯が音を鳴らす。
き、きたーーーーーーっ!!!!
まだ携帯に慣れてない私は、震える手でメールを開く。
『蓮だよ。登録よろしく!』
まだ電話帳に数少ない名前の数なのに、「蓮」なんて登録しちゃって大丈夫なのだろうか。
お母さんに気づかれないだろうか。
そんなことを思い、まだ登録するのは避けておいた。
『蓮くん。いきなりメアド交換なんてどうしたの??』
ちょっと淡い気持ちを抱いてみる。