恋メール
「だってー・・『みゆは可愛いなー』とかさ・・遊んでんじゃん。」
愛悠は、購買のパンをかじりながら言う。
「美紅。やめとけ。今すぐメアド削除しろ。」
翔も冷めた目で、私に注意をした。
誰もいいことを言ってくれなくて、私はため息をついた。
『会いたい。』
いつのまにかそんな本文を蓮くんに送信してた私だった
___家に帰り、愛猫の「ぷーこ」と遊んでいると携帯が陽気な音をたてた。
「あ、蓮くんだー♪」
『俺も会いたい。みゆ愛知だろ?大分と結構離れてんもんな。。
みゆ元気なさそーだから、俺の顔見せてあげる。』
画像が添付されてあることに気がついた私は、さっそく開いてみた。
美男
まさしく、そんな言葉が似合うだろう。
茶色に染めた猫っ毛のある髪の毛に
ハッキリした目鼻立ち。
ドクン。ドクン。と激しく鳴る。
なにこの気持ち。。