ありがとう。言えるかな
第一章  うぶごえ
『オギャー』

この言葉で俺はこの世に生まれた。

三人目で次男の俺は隆(たかし)と名付けられた
俺の家はお婆ちゃんと母と父と兄と姉の六人家族で一軒家に暮すいたって普通の家庭。

お婆ちゃんは少々口うるさいとこはあるが別に誰も困っていない、父さんはやさしくて怒る事がまったくない人でアウトドアが好きで本当父親の鏡みたいな感じだ、母さんはと言うとそんな父さんの妻と言った感じで明るく誰とでも仲良くできると言った感じで、兄は好奇心旺盛で何処にでも一人で行ってしまう姉はまじめでよく俺の面倒を見てくれるやさしい姉だ。

この家族の下に生まれ俺の人生は始まる。

正直幼い頃の事はあまり覚えていない親にも聞いた事はほとんどないと思う何gで生まれたのかだって知らない、ただ写真を見ると薄ら記憶が甦る事はある。

俺は生まれてから二、三年は今住んでる場所じゃない違う所に暮していた、そして今いる家に引っ越して来たのだ。

『早く家に帰ろうよ』

『違うのよ、ここがこれからの隆の家なんだよ』

『…』

母さんに言われ俺は少し戸惑った、前に住んでたアパートから一軒家になった事で広くなった我が家を俺は歩き回った。

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