ありがとう。言えるかな
親が子供の心配をする事を嫌っていたのだ、都合が悪い時だけ大人振り、

『もうガキじゃねんだから心配すんなよ』

いつまでも調子にのっていた、親から見れば子供なんて何歳になってもガキなのに。

そうやって俺は毎日を過ごしていった、毎日が暇な日々にはいつもキヨを考えてしまっていたが、バイトを始めた事もあり夏以来あまり考えなくなっていた

ダイからも得に聞こうともせずに。

きっと心に多少の隙間ができたからだろう

俺はやっと繰り返してしまう人生から抜け出そうとしていた

だけどもキヨはやはり俺の中に巨大な存在である事を思いしる事になる………
< 115 / 184 >

この作品をシェア

pagetop