ありがとう。言えるかな
会えるだけの喜びを改めて実感したのだ。

『やっぱ今日もアユカちゃんはかわいいね、本当大好きだよ』

俺の口からでる言葉は今まで冗談にすぎなかった。

だけど今ではその言葉に嘘いつわりがなかった

もちろんアユカちゃんはそんな事わかる訳はなかった

『エヘヘーやったー』

アユカちゃんもそんな言葉で返してくる。

冗談でも俺は嬉しいのだ

そして俺らは目的なんかなくただ車を走らせる、ノープランドライブに出た。

車内はたわいのない事で盛り上がって本当に楽しい時間、そして県外に行ったりと遠くまで行った後に結局俺達はユシヤの家に辿りついた

『やっぱユシヤの家は落ち着くなー』

『なっ!』

俺とカナエが一目散にダラーンとなった

『ふー隆君運転お疲れさま』

『サンキュアユカちゃん』

そしていつもの場所にみんなが横になり始めた

アユカの隣にいる俺は、今日ばかし…と言うより今日から隣に横になるとドキドキ感が伝わりそうだった

向き合って話たりなんかしたら、今までとは違い目を見てしゃべる事なんかできない

『ユシヤーアユカちゃんが俺をみてくる、俺の事好きなんだって』

そんな冗談でごまかした
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