ありがとう。言えるかな
寝る時もいつも通り癖で父さんの横に寝ながら俺と父さんの間にボールを挟んで眠りについた。

翌朝俺はまだサッカーをやった事はないしなんだそれと言う感じだった

だけどボールを見た時すっごく嬉しかったのを覚えてる

幸せにまた一歳年を重ねた。

それから俺は庭でゴー君と遊ぶ時に必ずもらったサッカーボールを持って行って適当に蹴っていた。

父さんが休みの時には一緒にボールを蹴って遊んでいた

気付けばサッカーの虜になっていたのだ。

『サッカーってボールを蹴るだけなの?』

何も知らない俺は父さんに直球の質問をした

『なーに言ってんだ隆は何も知らないんだなサッカーの楽しみを』

父さんはこの質問に大笑いしながら答えてくれた。

『とりあえず今はもっとボールに触れな、そうするともっとサッカーが好きになるぞ』

『うんわかった』

ボールを両手で抱きながら嬉しそうに言った。

それから父さんが休みの日には必ずサッカーを教えてもらっていたし父さんがいきなりサッカーのビデオとか買ってきてくれて俺はそれを見ながら勉強と言ったら大袈裟だけど、夢中になって見ていたのだ。

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