ありがとう。言えるかな
忘れちゃいけない事なのに、人は今いる状況に慣れると大切な事を忘れてしまう生きものだ。

『じゃあバッティングセンター行く?』

『あっ忘れてたユシヤさすが!』

『だと思ったよ』

『えーバッティングセンターとか楽しそう』

そうしてまた俺はバッティングセンターへと車を走らせた。

車内はあいかわらず状況話で盛り上がっていたのだ。

そして何十分か走るとバッティングセンターに到着した

早速俺とユシヤがやる事になりアユカとカナエは外からみている

俺は決して野球が得意な方ではないし、バッティングセンターも今まで二回くらいしか行った事がなかった。

『よっしゃ打ってやるぜ』

気合いを入れて構えるも……まったく打てないでおわった

『まじ打てない』

アユカと笑いながら喋っている隣ではユシヤの後にカナエが準備をしていた。

『おーカナエやるんか?打てるかなー』

俺がプレッシャーをかけると

『カキーン』

前にはいかないがボールに触れたりしていた

『カナエすごーい』

アユカも俺もユシヤも驚いた

そして十分楽しんだ俺らはまたユシヤの家に迎う事になった

『カナエすげーな』

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