ありがとう。言えるかな
《アユカ大好きだ!結婚しよう》

依然四人で見た事のある恋愛映画の台詞で名前の部分をアユカに替えて、俺はふざけて言ったのだ

《あーあの台詞だ、やめてよ冗談ってわかっていても照れちゃうよ》

《アユカちゃんかわいい》

そんなたわいのないメールで俺達は今度遊ぶ事になったのだ。

そして次の日の昼くらいにアユカからメールがきた

《隆君明日の夜暇?》

友達と遊ぶ予定だが夜には暇になる俺は

《もちろん!》

嬉しかったからすぐに返事をした。

《なんかカナエから連絡がきてね、夜から家族が出かけてみんないないからアユカちゃん泊りに来てって言われたの、だから隆君も一緒に行こう》

《まじで?いいよ》

二人で遊べると思っていた俺は少し残念だった、だけど会える事が嬉しかった。

俺とアユカが連絡をとるようになってからも四人で遊んだりしていたから、アユカと連絡している事は二人とも知っていた

今日はユシヤと遊ぶ事になっていた

『ユシヤ俺アユカの事好きだわ』

会う早々にまた同じ事を口にする、俺の癖だ

『でも連絡とってんだから二人あそんじゃえば?』

『そうなんだけどさ聞いてよ』

『何?』
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